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長らく勤めた後の、新たなる人生、如何に生きるのか
by makkii-hiro
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糖尿病の最新薬、「DPP4阻害薬」について


新薬の紹介ですが、「糖尿病は治るかも」なんて表題でしたので、如何に!!! ということで、今回は二回目です。新しい言葉として、GLP-1のホルモンとDPP4阻害剤、が出てきましたが、DPP4阻害剤の新薬についてもう少し詳しく勉強しました。朝日新書出版「えっ!糖尿病は“治る”!?」鈴木吉彦著 2010年4月30日発刊\777 この書籍からは、少しわかりづらいので、もう少し、わかり易く、という意味でまとめました。

前回のおさらいです。人の、血糖値のコントロールについての、考え方、「血糖値の調節は、すい臓の中で、インスリンとグルカゴンという二つのホルモンのバランスで一定の血糖値が維持されています。2型糖尿病になるとインスリンの分泌が減り、グルカゴンの分泌が増えます。それによって高血糖になり、糖尿病が悪化するのです。

グルカゴンは、29個のアミノ酸からなるペプチドホルモンです。すい臓のランゲルハンス島のα細胞から分泌され、血糖値を上げる作用を持ちます。インスリンは、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌され、血糖値を下げる作用を持ちます。
  
グルカゴンは、GLP-1、GLP-2の2種類あります。(GLPとは、グルカゴン様ペプチドの略) この、GLP―1については、糖質を含む食物を摂取した後に小腸から血中に放出され、すい臓に到達し、すい臓のβ細胞から、インスリン分泌を促します。     

インスリン分泌についての最新理論; 注射器(あるいは点滴)でブドウ糖を入れるよりも、口から食物をいれて、消化管を通じてブドウ糖を入れるほうが、何らかの理由で、インスリンの分泌がより効率的に、より高度な量のインスリンが分泌されることがわかりました。つまり、消化管のなかで、食物が入ってきた刺激で反応するメカニズムがあり、それが、すい臓のβ細胞を刺激して、インスリンを分泌しているのです。この現象を、「インク
レチン効果」と呼ばれています。

このインクレチン効果により、インスリン分泌促進剤として、新たなる治療としてのホルモンが登場しました。それが、GLP―1です。
  
2型糖尿病では、インクレチン効果が減弱しているといわれています。つまり、2型糖尿病は、GLP-1の不足があるから糖尿病になるんだという考えがあります。

GLP-1のインスリンに対する作用とは、すい臓のβ細胞を刺激して、インスリンを分泌させています。これは、2型糖尿病にも有効である可能性が高いのです。また、すい臓からインスリンの分泌が期待できなかった人達にも、新たにインスリンを分泌させることが出来るのです。このGLP-1は、血糖値が一定以上がれば、それに対応してインスリンの分泌が増えて、調節作用が働きます。逆に下がればインスリンの分泌が減ります。よって低血糖を起こしにくいのです。安全性の面では大きなメリットがあります。

これまでが前回の説明でした。このGLP-1のホルモンから、「DPP4阻害剤」という新たな、糖尿病の薬が出て来ます。

P101には、現状の薬の弊害を述べています。少し述べます。

一つは体重増加です。糖尿病治療薬を長らく続けていると、インスリン分泌を促すため、脂肪の分解を抑制し、皮下中性脂肪が溜まって体重を増加させ、インスリンが効きにくなり、運動不足・・悪循環となり体重増加となるのです。

もう一つは、私のブログで二・三回取り上げた「アコード試験」2008年2月6日アメリカで発表された報告ですが、血糖値コントロール即ちヘモグロビンa1c 6%以下を厳格にし続ける治療法の死亡率が、7%前後のコントロールを続ける治療法より高かったことです。

鈴木吉彦先生の解決策は、P111にあります。従来治療の欠点を補う「抜本的発想の新薬」に至るための4つの要因を掲げています。
1.ヘモグロビンa1c5.8%以下の状態が継続しているときに、低血糖にならないように。
2.体重が増えないこと。それによって心臓への負担がかからないこと。
3.低血糖以外での、副作用も、その頻度が少ないこと。
4.二次無効が起こりにくいこと
(二次無効 ; 薬を飲んでみて、薬の効き目が無いのが、一次無効といい、糖尿病の薬は、はじめはよく効くが、使っているうちに(長期併用時)、次第に効かなくなる場合に、二次無効といいます)

ここから、DPP4が登場します。DPP4は、ディペプチディル ペプチダーゼ 4 の略で、酵素の名称です。  GLP―1は、糖質を含む食物を摂取した後に小腸から血中に放出されるホルモンです。すい臓に到達し、すい臓β細胞を刺激して、インスリンを分泌しているのですが、GLP-1が、この身体の中で働いている現象を、生物学的活性といいます。

以上のことを、「混合した食事が、腸管を通ると、活性型GLP-1が分泌されます。この活性型GLP-1は、DPP4なる酵素によって分解されます」 とこの書籍に載っています。

つまり、「活性型GLP-1のホルモンが、すい臓に到達し、すい臓のβ細胞を刺激してインスリンが分泌される工程の前に、DPP4の酵素が出てきて、GLP-1は分解されてしまう」
「だから、インスリンは分泌されません」ということで、
インスリンが分泌されるには、DPP4の酵素を邪魔する薬が必要となります。
そこで、「DPP4阻害薬」が、やっと登場します。

言葉のあやかも知れませんが、少しわかりやすく、この本のP138紹介します。
「DPP4を阻害する薬剤ができたら、」どうなるか、「それは、活性型GLP-1がDPP4によって分解されて不活性GLP-1になる過程を阻止します。」
「そのため活性型GLP-1はDPP4によって分解されにくくなり、不活性型GLP-1になりにくくなります。すなわち血液中の活性型GLP-1が増え、その濃度を高めます。」つまりその内服薬を、常用すれば、
「血液中のGLP-1濃度は上昇します。その結果、活性型GLP-1がすい臓に作用してインスリンを分泌し、グルカゴン分泌を抑制し、血糖値コントロールを可能にします」

 まだまだその続編は以下にあります。次回にて。

 今回は「DPP4阻害薬」がどのようにして、インスリン分泌促進剤として、働いているのか、についての説明でした。次回は、いよいよこの書籍の本題である、「糖尿病は治るかも」について、説明していこうと思っています。今回は実際 難しかったのです。恐らく普通一般人(我々の如き)には理解できません。何回も読んでやっと解かりました。
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by makkii-hiro | 2010-04-26 15:32
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